格別ヤ 和田山店:KettyBotで深夜帯を3人から2人運営に、ワンオペ営業を実現

平日ホール1名のラーメン店がKettyBotを導入。深夜帯の営業人数を3人から2人に削減し、ホールスタッフのワンオペ営業も可能になった。

+33 %人員削減
数値の信頼性
公式出典あり
画像AI

この事例のポイント

導入効果
+33%人員削減
業種
飲食業

Before

兵庫県朝来市和田山町に所在するラーメン店「格別ヤ 和田山店」は、国道沿いに店を構える小規模店舗である。1番人気の「格別ラーメン」は、鶏ガラを8時間以上煮込んだスープに背脂をたっぷり入れ、中細麺がスープの旨みに負けない独自ブレンドのタレと絡む、コクのある一杯が特徴だ。テーブル席が多く、ファミリー層や子連れ客にも人気の店である。餃子やおつまみなどのサイドメニューも充実しており、地元の常連客から遠方からの観光客まで幅広い客層が訪れる。

平日はホールスタッフ1名で営業していたが、厨房スタッフがホール業務も担うことで、料理の提供時間が遅れてしまうことが課題となっていた。特に深刻だったのは深夜帯の運営だった。深夜帯は学生のアルバイトを採用して最低でも3人で回しており、暇になる時間も多いながら時給が上がる時間帯であるため、人件費の負担が大きかった。人手不足が続く中、深夜帯の営業を維持しながらコストを抑えることが喫緊の課題となっていた。店長は「深夜帯の人件費が店の経営を圧迫している」と頭を悩ませていた。特に学生アルバイトのシフト調整は季節ごとに変動し、試験期間や長期休暇中は人手確保がさらに困難になっていた。

AI導入内容

KettyBotの導入

2022年12月、同店はDFA Roboticsのサイネージ付き小型配膳ロボット 「KettyBot(ケティボット)」 を1台導入した。KettyBotは前面のディスプレイで広告やメニュー案内を表示できるほか、小回りが効くコンパクト設計で狭い店内でも運用しやすいのが特徴である。幅24cm×奥行38.7cmというコンパクトなボディで、棚を載せた状態でも最小55cmの通路幅を走行できる。

選定の経緯

2022年11月、DFA Roboticsは店舗要件に合わせてネコ型配膳ロボット「BellaBot(ベラボット)」とKettyBotをそれぞれ1台ずつ用意し、テスト導入を開始した。実際に比較してみると、BellaBotは格別ヤ 和田山店の通路幅ではお客様とのすれ違いが難しいことがわかった。一方、KettyBotは55cmの通路幅まで走行可能で、餃子やおつまみといったサイドメニューの配膳に適していた。サイネージ付きなので、その月のおすすめや限定メニューを流したりと、店舗独自の使い方もできる点もポイントとなった。中村さまは「ラーメン屋なので、ラーメン以外の料理は小さめのお皿で提供しています。KettyBotのトレイの大きさはちょうどよかったです」と評価している。特に餃子や唐揚げなどのサイドメニューは、KettyBotのトレイに複数皿載せて運べるため、ファミリー客の注文が多い時間帯に効果を発揮している。

オペレーションの見直し

導入後、5〜6割の配膳をKettyBotに任せるオペレーションに変更した。特にサイドメニューの配膳をロボットに担わせることで、厨房スタッフは調理に集中でき、ホールスタッフはお客様対応やテーブル管理に注力できるようになった。お客様が帰られた後の下げ膳でも積極的に活用し、スタッフの移動距離を大幅に削減した。お子様連れのお客様が「ロボットに会いに食事に来ている」と言ってくださることもあり、新たな接客の楽しみも生まれた。KettyBotのサイネージでは季節限定メニューの告知も行っており、静かな店内を走りながら自然と客の目に留まる効果もある。中村さまは「お客様の反応は意外と配膳ロボットに慣れている方が多く、ロボットが走行している様子を眺めたり、ロボットから受け取ることにも抵抗がないように見えました」と振り返る。

After

KettyBotの導入により、格別ヤ 和田山店は以下の定量的・定性的な成果を達成した。

深夜帯の営業人数を3人から2人に削減

導入前は深夜帯に最低3人のスタッフが必要だったが、KettyBotが配膳業務を担うことで社員1名+アルバイト1名の2名体制で営業できるようになった。これは事実上33%の人員削減に相当し、時給の高い深夜帯のアルバイト人件費を大幅に抑えることに成功した。アルバイト採用のハードルも下がり、シフト組みの自由度が向上した。店長は「深夜帯のコスト削減が大きく、経営が楽になった」と実感している。

ワンオペ営業の実現

ホールスタッフが1名だけの時間帯でも、KettyBotが配膳をサポートすることで無理なく営業ができる体制が整った。厨房スタッフが調理に集中できるようになり、料理提供までの待ち時間が短縮された。特にランチタイムや子連れ客の多い時間帯に、料理提供のスピードアップは顧客満足度向上に直結している。平日の昼間でもホール1名で回せるようになり、人件費の最適化が進んだ。

スタッフの業務負担軽減

「KettyBotを導入してから、ホールスタッフの業務負担が軽減された」と店長は語る。スタッフの移動距離が削減され、厨房で調理を続けたり、お客様対応を行ったりと、別の時間に充てられるようになった。特に子連れのお客様や仕事の合間のランチ利用のお客様は料理提供まで急がれることが多く、待ち時間短縮は大きなメリットとなっている。スタッフの満足度も向上し、定着率の改善にも寄与している。深夜帯のアルバイト採用も以前より容易になり、シフトの空きが減少した。学生スタッフからも「深夜帯の仕事が楽になった」と好評だ。

「なくてはならない存在」へ

導入から半年後、店長は「ロボットは今やなくてはならない存在となりました」と振り返る。小規模ラーメン店において、配膳ロボットは単なる「未来の技術」ではなく、人手不足とコスト圧迫という現実的な課題を同時に解決する実用的なインフラとして定着した。特にファミリー層からは「子供が喜んで食事が進む」との声もあり、ロボットが来店の楽しみの一つになっている。今後も配膳ロボットとともに、格別ヤ 和田山店でお客様へのおもてなしを続けていきたいと考えている。深夜帯のコスト削減が実現したことで、今後は新メニューの開発や地域イベントへの出店など、これまで手が回らなかったことにも挑戦していきたいと語っている。

公式出典あり この事例の効果数値は、企業のプレスリリースまたは公式発表に基づいています。 出典を確認

この記事をシェア

X でシェア Facebook LINE

公開日: 2023年7月2日

事例一覧に戻る